グループホームってどんなところ?入居までの流れを知りたい
自立支援
「いつかは一人で暮らしてほしい」「親亡き後の生活が心配」という思いから、グループホームについて知りたいという声をよく聞きます。グループホームは、障害のある方が地域で共同生活をしながら、スタッフのサポートを受けられる住まいの場です。
最初はとても心配でしたが、体験利用を何度かしてから入居しました。今では「ここが僕の家だ」と言えるようになって、成長を感じます。親としても「この子の将来」という大きな不安が一つ解消されました。
グループホームにはいくつかのタイプがあります:
- 介護サービス包括型:ホーム内で生活支援員や世話人による支援を提供(グループホームあつまれガッツ村はこのタイプです)
- 外部サービス利用型:外部の居宅介護サービスを利用
- 日中サービス支援型:日中も支援スタッフがいる体制
入居までの一般的な流れは以下の通りです:
- 情報収集・見学:複数のグループホームを見学し、雰囲気や支援内容を確認
- 相談支援事業所に相談:サービス等利用計画の作成を依頼(グループホームの情報収集や見学同行もしてくれます)
- 支給申請:市町村に共同生活援助の利用申請をする
- 障害支援区分の認定:未取得の場合は認定を受ける
- 支給決定:行政から支給決定通知が出る
- 体験利用:実際に数日間生活してみる(複数回がおすすめ)
- 契約・入居準備:事業所と契約し、入居に必要な物品を準備
- 入居開始:実際の生活のスタート
入居を考える際に大切なのは、ご本人の生活スタイルや特性に合ったホームを選ぶことです。支援体制や入居者同士の相性、立地条件、建物の構造など、様々な要素がありますので、複数のホームを見学することをおすすめします。また、いきなり入居するのではなく、「体験利用」を繰り返して、徐々に慣れていく方が成功しやすいです。
入居準備のポイント
- 生活スキルを少しずつ身につける:掃除、洗濯、身だしなみなど基本的な生活スキルを練習
- 金銭管理の練習:買い物の機会を増やし、お金の使い方を学ぶ
- コミュニケーション力を育てる:自分の気持ちや体調を伝える練習
- 余暇活動の幅を広げる:趣味や楽しみを見つける(自分の時間を楽しく過ごせる力はなによりも大切です!)
※もちろん入居後でもスタッフと一緒に練習できますのでご安心ください
グループホームの費用は、家賃(2〜4万円程度)、食費(3〜4万円程度)、光熱水費(1〜2万円程度)、サービス利用料(ご本人の所得に応じた自己負担、所得のない方は0円)などがかかります。家賃は市町村から1万円の補助があります。
「まだ先のこと」と思っても、情報収集や準備は早めに始めることをおすすめします。人気のあるホームは順番待ちになることも多いですし、入居までに必要なスキルを身につける時間も必要です。体験利用や短期入所を活用しながら、少しづつ練習することもできます。
具体的な相談や見学希望があれば、当法人の相談支援専門員にお気軽にご相談ください。