きょうだい児への対応や説明に悩んでいます
きょうだい支援
障害のあるお子さんときょうだい児の両方への対応に悩まれる方は多いです。「公平に」と思うほど難しくなることもありますよね。
下の子が放課後デイに通い始めたとき、上の子が「なんで弟だけ毎日お迎えに行くの?」と言うようになって…どう説明したらいいか悩みました。きょうだい児の会で他のお母さんの話を聞いて、少しずつ対応できるようになりました。
きょうだい児への対応で大切なポイントをいくつか紹介します:
きょうだい児への関わり方
- 年齢に合わせた説明:小さい子には「〇〇くんは△△が苦手だから、練習するところに通っているんだよ」など、わかりやすく
- きょうだいだけの時間を作る:短い時間でも「あなただけの時間」を定期的に確保する
- 「お手伝いありがとう」を伝える:負担になりすぎない範囲で感謝の気持ちを表現
- 感情表現を認める:「ずるい」「嫌だ」という気持ちも否定せず受け止める
- きょうだい同士の良い関係構築:お互いの良いところを認め合う機会を作る
きょうだい児の中には、「我慢しなきゃ」と自分の気持ちを抑え込んでしまったり、逆に問題行動で気を引こうとしたりすることもあります。「あなたの気持ちも大切だよ」というメッセージを伝え続けることが重要です。また、きょうだい児向けのイベントやサークルなどに参加することで、「同じ立場の友達」ができると心強いですよ。
地域によっては、きょうだい児支援のプログラムやイベントがあります:
- きょうだい児向けワークショップ
- きょうだい児と保護者のサロン
- きょうだい児同士の交流会
- 家族全体でのレクリエーション
また、放課後等デイサービスの中には、行事などできょうだい児も一緒に参加できる機会を設けているところもあります。当事業所でも発表会などのイベントでは、ご家族全員での参加を歓迎しています。
上の子には「お兄ちゃんだから」と我慢させてしまうことが多かったです。でも子どもの発達支援センターの先生から「お兄ちゃんも子どもです。完璧を求めないで」と言われて、肩の力が抜けました。今は「パパも完璧じゃないよ、みんな頑張ってるね」と伝えるようにしています。
きょうだい児への対応に正解はなく、家族それぞれのやり方があります。一人で抱え込まず、同じ立場の保護者や専門家に相談しながら、無理のない範囲で工夫していきましょう。
当事業所でも、きょうだい児を含めたご家族全体の支援を大切にしています。気になることがあれば、いつでもご相談ください。