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療育に通ったけど発達障害じゃなかった|それでも通ってよかったと言える理由

療育に通ったけど発達障害じゃなかった 

「療育に通っていたけど、結局、発達障害の診断はつかなかった」

そんなケースもあります。健診などで発達について気になることがあり、療育につながったものの、成長する中でできることが増えたり、発達検査などを通して年齢相応の発達が確認されたりすることもあります。

そんなとき、ふと頭をよぎるのが「じゃあ、療育に通っていた時間は無駄だったのかな…」という思い。今この記事を読んでいるあなたも、もしかしたらそんな気持ちを抱えているのかもしれません。

先にお伝えしたいことがあります。療育に通った時間は、決して無駄ではありません。

「発達障害じゃなかった」ということもあります

幼児期、特に1〜3歳のころは、発達のスピードにとても大きな個人差があります。言葉が遅い、目が合いにくい、集団行動が苦手——こうした特徴は、発達障害の初期サインであることもありますが、その子の「ゆっくりめの成長ペース」であることもあります。

そのため、幼い時期の様子だけで、その後の発達をすべて判断できるわけではありません。大切なのは、「発達障害か、そうではないか」という診断名だけを見るのではなく、今、お子さんがどんなことで困っているのか、どんなサポートがあると過ごしやすいのかを考えていくことです。

「通ってよかった」と感じる3つの理由

1. 苦手だったことが「いつの間にか」できるようになった

療育で行われるのは、お子さんの発達段階に合わせた遊びや活動です。体を動かして感覚を育てたり、スタッフとのやりとりでコミュニケーションの練習をしたり。お子さん本人は「楽しく遊んでいただけ」のつもりでも、その中で着実に力がついています。

たとえば、順番待ちができなかった子が、いつの間にか待てるようになった。お友だちの名前を呼べるようになった。着替えが一人でできるようになった。といったことも、遊びや日々の活動を繰り返す中で少しずつ経験を重ねた結果かもしれません。できるようになる時期や方法は一人ひとり違います。だからこそ、その子のペースに合わせて一緒に経験を積んでいくことを私たちは大切にしています。

2. 保護者の方も、お子さんとの関わり方を知るきっかけになる

療育で支援するのは、お子さんだけではありません。スタッフとの会話や活動の様子を見ることで、「声のかけ方」「待ち方」「ほめるポイント」など、家庭での関わり方や子育てのヒントが見つかることもあります。

もちろん、子育てに一つの正解があるわけではありませんが、発達障害かどうかに関係なく、お子さんとの関わり方を保護者の方と探していく。それも療育の大切な役割だと考えています。

3. 「気になる時期」を一人で抱え込まずに済んだ

お子さんの発達が気になっている時期に、専門のスタッフに相談できる場所があったこと。同じような悩みを持つ保護者と出会えたこと。「大丈夫ですよ」と言ってもらえたこと。

これは、心の面でとても大きな支えだったのではないでしょうか。もし療育に通っていなかったら、不安を抱えたまま一人で悩み続けていたかもしれません。「一人じゃなかった」という経験は、子育て全体を支えてくれるものです。

療育を「卒業する」ということ

成長に伴って支援の必要性が変わり、療育を卒業するお子さんもいます。一方で長く療育・支援を利用しながら成長していくお子さんもいます。どちらが良い、悪いということではありません。大切なのはタイミングごとに必要な療育・支援を考えていくことです。「発達障害ではなかったから、療育に通った意味がなかった」ということでもありません。その時のお子さんの様子を見て、保護者の方が悩み、相談し、必要な支援について考えたこと。そしてお子さん自身もいろいろな人や活動と出会い、経験を重ねたこと。それらも、お子さんの成長の一つの過程です。療育を続けることも、卒業することも、その子に合った形を一緒に考えていくことが何より大切だと私たちは考えています。

もし今、療育を始めるか迷っている方へ

この記事を読んで、「うちも気になっているけど、結局必要なかったらどうしよう…」と感じている方がいるかもしれません。

発達について気になることがあるからといって、すぐに何らかの診断につながるとは限りません。まずは、お子さんの普段の様子や、保護者の方が困っていることについて話してみることから始まります。言葉が少し遅いかもしれない、集団行動が苦手そう、気持ちの切り替えに時間がかかっている気がする、子どもとどう関わったらいいのか分からない。そんな小さな「気になる」も相談するきっかけの一つです。療育を利用するかどうかも含めて、まずはお子さんの今の姿を一緒に見ながら考えていきましょう。

よくある質問

Q. 発達障害ではないとわかったら、すぐに療育をやめるべきですか?

必ずしもそうではありません。お子さんの成長段階や、まだサポートがあった方が安心な部分があるかなどで判断します。保護者の方や関係機関、スタッフと相談しながらお子さんに合った形を考えていくことが大切です。

Q. 周囲に『発達障害じゃないのに療育に通わせていた』と言われるのがつらいです

お子さんのために行動した判断は正しかったと、胸を張ってください。発達について気になることがあり、相談したり支援につながったりすることは、特別な事ではありません。また、療育は『障害がある子だけのもの』でもありません。その時のお子さんに必要なことを考えて行動した経験を「必要なかった」と捉える必要はなく、それだけお子さんに合ったタイミングで療育をできたということです。

Q. 療育を卒業したあと、また気になることが出てきた場合は?

再度利用することは可能です。お子さんの年齢やライフステージの変化(就学、思春期など)によって、新たな困りごとが出てくることはあります。気になったときに、以前通っていた事業所や自治体、学校など身近なところに相談してみてください。

Q. 療育に通ったことを小学校に伝えた方がいいですか?

伝えるかどうかはご家庭の判断です。ただ、お子さんの特性や得意・苦手をあらかじめ学校に共有しておくと、入学後のサポートがスムーズになることがあります。療育の記録がその材料として役立ちます。

茨城補成会「ひぬまきっず」のご紹介

茨城県茨城町にある「ひぬまきっず」は、社会福祉法人茨城補成会が運営する児童発達支援・放課後等デイサービスの事業所です。

ひぬまきっずでは、お子さん一人ひとりの特性やペースに合わせた支援を行っています。「ムーブメント教育・療法」や「ミュージック・ケア」を通じて、楽しみながら力を伸ばすプログラムが特徴。「療育って楽しい場所だったんだ」と、卒業してから振り返ってもらえる場所を目指しています。

「うちの子に療育が必要かどうか、まだわからない」——そんな段階でも構いません。見学・体験は随時受け付けていますので、まずは気軽にお問い合わせください。お子さんの「今」を一緒に見ることから始めましょう。

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